眼鏡業界の現状や今後は?就活生に役立つとっておきの情報も紹介
3眼鏡業界は今どんな状況で、今後はどうなっていくのでしょうか。眼鏡業界を志望している人は気になりますよね。本記事では眼鏡業界の現状と今後を解説します。就活の際のポイントも解説しているので、眼鏡業界を目指す方はぜひご一読ください。
目次
眼鏡業界の市場規模や今後の動向
ここでは眼鏡業界の市場規模と今後の動向をご紹介します。眼鏡業界の現在の状況と将来性を理解した上で、本当に眼鏡業界を目指すか決めましょう。
市場規模は堅調に増加している
眼鏡業界の市場規模は約4000億円です。ここ数年は業績が安定しており、市場規模は堅調に増加しています。
2008年のリーマン・ショックの際は個人消費が落ち込み眼鏡業界も打撃を受けましたが、2013年以降は徐々に業績が回復しています。現在は年々売上が増加しており、眼鏡業界は好調といえるでしょう。
ただし今後の成長には課題がある
眼鏡業界の売上は増加傾向にありますが、今後の成長には課題が存在します。それは「購入客の減少」と「眼鏡の低価格化」です。
まず「購入客の減少」ですが、少子高齢化による人口減少で購入客が減少していることに加えて、眼鏡よりコンタクトレンズを選ぶ人が増えたため眼鏡の需要が低下していることがあります。
また「眼鏡の低価格化」は、大手眼鏡チェーン店による安価な眼鏡の大量供給が原因として挙げられます。眼鏡業界全体として眼鏡の単価を下げざるを得ない状況になっているのです。
このように眼鏡業界には課題も多く存在します。今後、この状況を打開するきっかけを作れるかが鍵でしょう。
眼鏡業界の売上高ランキングと平均年収
ここでは眼鏡業界でトップシェアを誇る3社をご紹介します。眼鏡業界を志望する人なら知っておきたい情報ですので、しっかり把握しておきましょう。
第1位.株式会社ジンズホールディングス
ジンズホールディングスは「J!NS」のロゴで有名な大手眼鏡チェーンです。ショッピングセンターや駅ビルを中心に全国に379店舗を展開しています。
2001年に眼鏡業界に参入した新しい企業ですが、安価な眼鏡の大量販売で急激に売上を伸ばし、現在は売上トップの座に躍り出ました。2019年の売上高は548億円です。また平均年収は678万円でした。
第2位.三城ホールディングス
三城ホールディングスは1930年創業の老舗眼鏡チェーンです。東日本と西日本で呼び名が異なり、東日本では「パリミキ」、西日本では「メガネの三城」の名前で親しまれています。店舗数は全国720店舗あり、子どもからお年寄りまで利用する定番のお店です。
ジンズホールディングスに抜かれて、現在は業界2位になりました。2019年の売上高は496億円です。また平均年収は554万円でした。
第3位.ビジョナリーホールディングス
ビジョナリーホールディングスは、2016年まで「メガネスーパー」の名前で親しまれていた企業です。2017年に改称しました。全国に372店舗展開しています。
シニア層にターゲットを絞ることで業績を伸ばしており、現在は業界3位です。2019年の売上高は264億円で、平均年収は435万円でした。
眼鏡業界への就職を目指すなら押さえるべきポイント
ここからは眼鏡業界への就職を目指している学生の皆さんに、今から対策を始めて欲しいポイントを解説します。
必要な知識や能力を身につけておく
眼鏡業界で働きたい方は、「お客様に合った眼鏡を提案する力」を身に着けておきましょう。そのためには相手が眼鏡に何を求めているのかを聞き出す「傾聴力」と、お客様に合った眼鏡を提案するための「商品知識」と「提案力」が必要です。
また最近は「ファッションに対する知識」を求める企業も増えています。眼鏡をファッションアイテムの1つとして捉える人が増えたため、流行に合わせた眼鏡を提案する力や、お客様のファッションと親和性が高い眼鏡を選ぶ能力が必要とされているのです。
自分をアピールできる志望動機を考える
眼鏡業界を目指すことを決めたら、早めに志望動機を作成しましょう。履歴書を送付する時に初めて考えたのでは、自分を最大限にアピールする内容を作成するのは難しいです。大まかな内容は早い時期から決めておきましょう。
志望動機を作成する際には「眼鏡に興味がある」という理由で止まらず、「なぜ興味があるのか」「眼鏡業界でどう貢献したいのか」まで深堀りして伝えましょう。
特にどう貢献したいかを伝えるのは重要なポイントです。志望動機で同時に自分をアピールすることができるからです。「傾聴力」や「提案力」、「ファッションに対する知識」などをアピールできると良いですね。
眼鏡業界への就活を有利に進めよう
本記事では眼鏡業界の現状と今後について解説しました。
眼鏡業界は現在は好調ですが、眼鏡需要と価格の低下で厳しい状況です。各社はそれぞれ戦略を練り、顧客の獲得に努めています。
このような状況下では眼鏡を単に販売するだけではなく、お客様に満足頂けるような眼鏡を販売する力がより一層必要とされます。就活の際にはこの点をアピールできると良いでしょう。
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