就活中の研究概要書の書き方は?おすすめの構成や役立つ例文集を紹介

0

就活中の研究概要書の書き方は?おすすめの構成や役立つ例文集を紹介

0

理系の学生や院生には、選考を受ける際に研究概要書の提出を求められることがあります。エントリーシートにその欄があったり、エントリーシートとは別で提出が求められたりしますが、企業はなぜ就活生に研究概要書の提出を求めるのでしょうか。

この記事では、企業が研究概要書の提出を求める理由と研究概要書の適切な書き方を解説しています。具体的な例文もご紹介していますので、研究概要書の書き方に迷った就活生の方はぜひ参考にしてください。

 

企業が就活生に研究概要書の提出を求める理由

企業が就活生に対して「研究概要書」の提出を求める理由はなんなのでしょうか。研究概要書を通して、企業は就活生のどのような素養を見ているのでしょうか。この理由がわかれば、適切な研究概要書の書き方もわかってきます。

就活生の能力やコミュニケーション力を見るため

企業が研究概要書を求める理由の1つ目は「就活生の能力やコミュニケーション能力を見るため」というものです。

学生の本文は学業ですから、いわゆる「ガクチカ」の最たるものは研究内容であるはずです。あなたが学生時代に最も力を入れて取り組んだことを知ることで、あなたの問題解決能力や思考力を測ろうとしているのです。

そして、専門性の高い内容であればあるほど、それをいかにわかりやすく伝えられるかが重要になります。そこで企業はあなたのコミュニケーション能力を見ているのです。企業に提出する研究概要を準備する際は「誰が読むのか」「どう伝えればわかりやすいか」を考えて書くようにしてください。

面接での質問に利用するため

企業が研究概要書の提出を求める理由の2つ目は「面接での質問に利用するため」というものです。

研究概要書に記載したことを面接で深掘りされるのはよくあることです。ですから、詳しく聞かれてもわかりやすく説明ができるように準備しておかなければなりません。

例えば、問題が起きた時の行動理由、問題解決の過程、再発防止策の立て方について質問されることがありますが、それは仕事をする上でも重要なポイントとなるからです。
企業の採用担当者はあなたの研究分野については専門外です。ですから学部内の友人や教授とは全く異なる観点の質問がくる場合があります。それに対応するためには、研究概要書を提出する前に文系や専門外の友人に読んでもらい、わかりづらいところや疑問点を教えてもらうと良いでしょう。

 

就活中の研究概要書の書き方

ここからは、研究概要書の書き方について具体的にご説明していきます。

提出用紙はA4用紙1~2枚程度

企業に提出する研究概要書は、概ねA4用紙1枚から2枚です。これは企業から指定がある場合がほとんどですから、指示された通りのボリュームで書く必要があります。

1枚でも2枚でも、書くべきことは定まっています。ただ、A4用紙2枚と指定された場合は、研究結果をより具体的に充実させて書くことができるでしょう。

研究概要書に書く内容や構成

企業に提出する研究概要書の構成は、次のように立てると読み手にとってわかりやすいものになるでしょう。

①表題
まずはあなたの研究の「表題」となる1文で始めてください。ここでは特に、誰が読んでも理解できるような簡潔な説明を心がけましょう。

②研究背景
次に、あなたがその研究をしようと考えた背景について説明してください。研究背景を説明せずに研究概要書を書いてしまう学生もいますが、あなたが何故その研究をしようとしたのか、その研究にはどのような意義や目的があるのかを説明できれば、研究概要書にも必ず深みが出ます。また、専門外の人が読むことを前提とした研究概要書ですから、これは読み手への配慮でもあるのです。

③研究内容や問題への対応
そして、いよいよ研究の具体的な内容を説明します。どのような方法で研究を進めていったかということだけでなく、何故その方法を選んだのか、そうすることで得られるものは何なのか、できるだけ具体的に細かく書くようにしてください。
そして、研究中に起きた問題があれば、解決方法もセットでぜひ記載してください。あなたの問題に対する姿勢、解決能力を示すことができます。

④成果・結果
次は、研究の成果を書きましょう。
研究結果を書くときには、まず数値をはっきり記してください。そしてその結果から何が明らかになったのかを細かく説明してください。
もし、企業に研究概要書を提出する時点で研究が完結しておらず、最終的な成果が出ていない場合はその時点までの結果を記載してください。

⑤考察・今後の展望
最後に、研究からの考察や今後の展望を記します。ここが実はとても重要なパートとなります。
企業は、あなたが出した研究結果それ自体よりも、そこからあなたが何を考えたかを知りたがっています。何を得て、どのように将来に活かしていけるのか丁寧に記載しましょう。

研究結果が最重要ポイントではない

就活生は、研究概要書を提出する場合に「研究結果」が最も重要で、その結果の良し悪しで評価されると考える人もいます。しかし、実は企業からすると最も重要なことは研究の成果それ自体ではありません。

よほど仕事に直結する研究であれば話は別ですが、そうでなければ研究概要書を通して企業が知りたいのは「あなたがどう考えたか」なのです。
何故その研究を選んだのか?何故その実験方法をとったのか?どうやって問題を解決したか?研究過程から何を学び、何を得たのか?そして最も重要なことは、研究から得たものを仕事にどのように活かしていけるかということです。

ですから、結果の書き方だけにこだわるのではなく、企業へのアピールを考えて研究概要書を書くようにしてください。

 

研究概要書の書き方の例

それではここで、具体的な例文をご紹介します。実際に研究概要書を書くときの参考にしてみてください。

「私は○○の研究を行いました。
現在の世の中には○○という問題があります。この問題はこれからの人類の生活に○○という影響を与えることが懸念されています。この○○を解決するために、様々な研究が行われていますが、いまだ根本的な解決には至っていません。

○○の問題を○○の視点から捉え、私たちの研究室では○○、××といった一定の成果を得てきました。本研究は、これらの既存の研究の成果を受けて新たに○○の手法を取り入れ、○○問題解決の課題である○○の部分を特に具体的に解決するためのものです。

実際の研究手順は以下の通りです。
(具体的な実験・シミュレーションの方法を記載する)
(簡単な図や表を用いることも有効です)

このような方法で研究を行った結果、次のような成果を得ることができました。
(研究成果は必ず数値を使って表現しましょう)

この結果からわかったことは、○○問題解決の課題であった○○について、○○の観点から考えた場合、○○が有効である一方、××の問題点もあるということです。

これは○○問題の解決の一助となる結果でした。この研究を通して私は、大きな問題を捉えるときに細部を念入りに考えることの重要性も学ぶことができました。

参考文献;○○、××、△△
(参考文献の書き方は、学会などの要旨と同じです)」

 

就活中に研究概要書を書くときの注意点

研究概要書のおおまかな書き方がわかっていただけたと思います。ここからは、研究概要書を書くときに注意すべきことをいくつかご紹介します。

専門用語は使わずに分かりやすい文章にする

ここまでにも何度かご説明してきましたが、企業に提出した研究概要書を読むのは人事の採用担当者です。あなたの研究分野のスペシャリストではありません。

ですから、当事者であるあなたにとっては常識と思えるような用語であっても、意味が通じない場合もあります。就活での研究概要書で重要なのはいかにわかりやすく書けているかということですから、できるだけ専門用語は使わず、誰が読んでもすぐに理解できるよう噛み砕いて説明するようにしてください

といって、あまり稚拙な文体では読み手が馬鹿にされているようにも感じます。読み手への敬意を持って伝えることを忘れないでください。専門的な内容をわかりやすく書く能力もコミュニケーション能力のひとつなのです。

図やグラフを使って見やすくする

専門外の採用担当者にとって理解しやすいものを作るため、図やグラフを使うことは有効です。ただし、図やグラフが大きすぎたり多すぎたりすると手を抜いているようにも見えてしまいます。

ですから、あくまで図やグラフは研究を理解しやすくするための補助と考えて適度に使わなければなりません。そして図やグラフを挿入する場合、その見やすさや文字の大きさにも注意してください。

面接で質問されそうなことを考えておく

先にご説明したとおり、研究概要書に記載したことは面接で実際に質問されることが多くあります。ですから、研究概要書を作成したらそれを読んだ面接官からどのような質問がされるか考え、いくつかの答えは準備しておきましょう。

例えば
「同じような研究と差別化されているポイントはありますか?」
「その研究で学んだことを当社ではどのように活かせると考えますか?」
というようなことが聞かれやすいので、予め答えを考えて面接に臨むと良いでしょう。

 

就活の研究概要書は誰が読んでも分かりやすい文章を書こう

企業に提出する研究概要書について解説してきました。最も重要なことは、専門外の採用担当者が読んで理解できるように書くということです。

そして研究内容や実験の手順ではなく、問題解決の過程や思考能力を企業は知りたがっているということを認識して、その点をアピールできるように研究概要書を作成してください。


会員限定コンテンツ

  • 限定イベント

    企業説明会から就活対策セミナーまで、
    トップレベルの就活を体感できる

  • 無料キャリア相談

    GAFAをはじめとした難関企業の
    内定者に就活相談ができる

  • ES保管庫

    ES(エントリーシート)の回答を
    質問別に整理して保存できる

  • 限定コラム

    トップ企業内定者や有名経営者の
    キャリア観・就活観がわかる

カテゴリー: