「長期インターン」は本当に就活で有利なの?3社でインターンした東大生の本音に迫る

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「長期インターン」は本当に就活で有利なの?3社でインターンした東大生の本音に迫る

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「就活のために長期インターンを始めようか迷っている…」
「就活でアピールする『ガクチカ』が見つからない…」

あなたはこんな悩みを持っていませんか?コロナウイルスの影響もあって、多くの学生が就活に対して危機感を感じているかと思います。
そこで今回インタビューをさせて頂いたのは、大学2年生までに3社で長期インターンを経験し、就活では外資系戦略コンサルティングファームを志望している東京大学3年生の佐藤気さんです。

この記事では、長期インターンを始めたきっかけ、長期インターンの魅力、今の22卒学生が就活対策ですべきことについてお聞きしていきます。

 

長期インターンを始めたきっかけは「2つの気づき」

- よろしくお願いします。
はい、お願いします。

 

 

- まず自己紹介をお願いします。
東京大学3年生で、教育学部総合教育科学科に通っている佐藤気です。大学のこれまでの2年間は合計3社で長期インターンをやってて現在も続けているところもあります。
最近は友人の紹介で知り合った方と意気投合して、教育系の社団法人を立ち上げることになりました。経営者としてビジネスを深めつつ、自分の関心領域である学校外教育、特にキャリア教育に近いところに力をいれていきたいな、というところにいます。

 

 

- ありがとうございます。まずは、いつからなぜ長期インターンを始めたのかを教えてください。
きっかけとしては、まず大学に入った時点で授業を筆頭に、大学生活が面白くないなというふうに思ったことですね。そこでたまたまネットで、ベトナムで2週間かけて新規事業を立ち上げるプログラムを見つけて参加したのがビジネスと最初に触れた接点でした。そこで2つのことを感じたんです。

まず1つ目に、ビジネスというのは結構キラキラワードじゃないですか。もっとキラキラしたことをやるのかな、超スマートにかっこいいことをやるのかなと思っていたら、意外と泥臭いことの繰り返しだったんですよね。「目の前の顧客に対していかに価値を届けるか」ということを地道に考え続けるのがビジネスの本質なのかな、という感覚をなんとなく掴んでいました。
ただ2週間やっただけでは浅すぎるなと思い、ビジネスをさらに深く知っていきたいと思ったのが、長期インターンを始めた1つ目の理由ですね。

2つ目としては、2週間のプログラムの中で、自分が結果を出し切れなかったというところが悔しさとして残っていたことですね。
そのため、日本に帰ってきて長期的にビジネスに取り組む中で、自分が納得いくような成果を出せるようになりたいと思い、インターンをはじめました。

 

 

- なるほど。その後3社ほど長期インターンを経験されていますが、それぞれの長期インターン先がどのような会社で、具体的にどのような業務をされていたのか教えて下さい。
1つ目に始めたのは、先ほどお話ししたベトナムでの新規事業立ち上げプログラムの運営のインターンでした。そこでの業務としては、そのプログラムに興味を持ってきてくださる大学生の方に対して実際に自分が商談をして、契約を頂いてからは実際にプログラムに参加するまでのフォローアップをしていくというような、いわゆる営業を1年間かけてやっていました。

目的の1つにビジネスで何かしら結果を出すというのがあったので、1期目は東京地域の大きいところで全国で全国に100人近くいる営業インターン生の中でトップの成績を取るほどはコミットしました。2期目に入ってから、東京の新規支部の立ち上げのマネージャーとして関わり、3、4人のメンバーとともに半年間で累計1000万円近くの売り上げを出しました。


2つ目のインターンは1社目の営業のインターンをするかたわら、大学2年生の前半は時間が空いていたので掛け持ちというかたちで始めました。そこはホームページのリニューアルや記事の更新といった、SEO対策のコンサルティング会社でした。

※SEO (Search Engine Optimization) :「検索エンジン最適化」の略語で、Googleなどの検索エンジンに対してWebページの評価を上げ、上位に表示されるように最適化させること。


僕の業務はSEOコンサルを実際にやっている社員さんのもとで、記事を実際に書いてみたり、クライアントのホームページを実際に分析してみて戦略を考えてみたりしていました。そこでは実際に社会人の方がどう働いているのか、仕事の本質はなんなのかといったところを学ばせていただきました。


3つ目は現在も続けているところで、裁量が大きいところ、そして興味があったコンサルの業務内容に近いようなところでやろうと思い、医療系のスタートアップを選びました。簡単に言うと、病院の営業活動の支援です。病院って意外と経営をしっかりして、患者さんをどんどん集客する必要があります。
そこで病院はクリニックに自分たちの病院を紹介してください!というような営業活動を行っているんですよ。その営業活動の効率化であるとか、マーケティングの効率化というところを、データ分析によってサポートしていくのが主な業務内容になります。

職種としてはカスタマーサクセスというんですが、いわばコンサルティングに近いような業務を、トップの外資系戦略コンサルティングファーム経験者など、非常にハイレベルな社員さんと日々お仕事させて頂いてます。

 

長期インターンで得られるものとは?

- なるほど。ありがとうございます。では、それぞれの会社の長期インターンでどのようなものが得られたかを教えてください。
得たものとして一番大きかったものは、「仕事っていうのは何なんだろう」ということの輪郭を掴むことができたことです。インターンを始める前は、仕事やビジネスっていうのは「結局お金儲けじゃん」といったような感じで、無機質な感じで捉えていました。

ですが実際にはそうではなくて、目の前の顧客・クライアントに対してどのような価値が提供できるか、自分と一緒に働いている組織の人たちに対してどういう価値を提供できるか、というところを常に考えるのが仕事である、という本質的な部分を社会人の方から教えて頂きました。「仕事の本質は思いやりである」、インターン先の上司に言われた言葉は今でも頭に残っています。
加えて、いわゆるキラキラワードに騙されなくなったという部分も大きいです。ビジネスとか起業とかマーケティングとか、そういうワードってキラキラしていてかっこいいから、飛びつきがちだと思うんです。

ですが実際に経験してみて、実は地道で泥臭いことをやっているということがわかり、このようなキラキラワードの実際のところを理解して、それに惑わされずに自分がやりたいことを探していけるようになったと思っています。

最後に仕事やキャリア以外のところでいうと、やはりインターンを通じて得られた繋がり・仲間は大きかったかなと思っています。一緒にやっていたインターン生仲間はもちろん、社員の方とか自分に良くしてくれる人ばっかりでした。今でも旅行にいくこともあれば、一緒に勉強会やイベントの企画をすることもあります。将来的にも連絡を取り合っていけるつながりが多くできたというのは大きな財産になったなと思っています。

 

長期インターンは就活でどう役に立つのか?

- なるほど。ありがとうございます。では、長期インターンの経験が就活の面でどのくらい役に立つのかを教えてください。
まず挙げるとするなら、職種ごとの仕事内容への理解が深まるのは役立つポイントだと思います。
就活でまず一番最初に必要になってくるのが、自分がどの職種が向いているのか、興味があるのかを絞ることかなと思います。それがキャリア上の専門性になっていくので。その点で自分は営業、マーケティング、コンサルティング、カスタマーサクセス、採用・広報など色々な職種の業務に携わらせてもらったので、各職種への解像度が高まり、どの職種が自分に向いているかを絞りやすくなった点は良かったかなと思っています。

2つ目に、長期に渡って社会人と共にお仕事していくという経験を通じて、社会人に求められる基準を感じられることかなと思います。就活で評価を勝ち取る上で重要なのが、仕事の本質というものを掴んで、社会人の目線にいかに近づけるかどうかだと個人的には感じています。
企業の側から見ても、この人と一緒に働きたいか、この人どのようにしてクライアントに価値を提供できるかというところを軸に見ていると思います。入社後に企業に何を求められるかという感覚を養うという点で、長期にわたって社会人とともに働く経験は意味があるのではないでしょうか。

 

「22卒がガクチカを求めて今から長期インターン」は危険!?

- ありがとうございます。では22卒の学生が今のタイミングで就活に向けて長期インターンをすることに関してどう思われますか?

自分は3社も長期インターンをやってきたので、周りの友人が「そろそろ就活を考え始めたんだけど、長期インターン始めた方がいいかな」と相談してくれることが結構あります。だけど自分は、今の時期から長期インターンを就活のために始める必要は、必ずしもないと思っています。もちろん目的次第だと思うんですけど、特に目的が学生時代頑張った経験、いわゆるガクチカを作ることである場合は危険かなと思っています。

自分は「オフィスに入って社会人と仕事をする」という経験をSEOコンサルでのインターンでしましたが、他人に堂々と話せるような経験は正直できませんでした。というより社会人の中に混じって必死に食らいついていくだけで半年くらい過ぎちゃうのが正直なところだと思います。

ただ、仕事をするうえでのマインドセットを磨きたいとか、例えばマーケティングに興味がある、実際どうなのか知りたい、そこの解像度を高めたいっていう目的なら全然ありかなと思います。そこは時間との兼ね合いではないでしょうか。それを踏まえた上で、今就活生がやるべきことはサマーインターンに受かるための対策をすることだと僕は考えます。特にESや面接で話すガクチカはサマーにおいては非常に重要なので、論理的にかつストーリー調で相手に伝わりやすいものに仕上げる必要があります。

ここでガクチカとして話すことがない、という不安を抱える人もいるかもしれませんが、正直経験の大小は本質的に重要ではないはずです。重要なのは、結果を出したそのプロセスを再現性高い経験としてストックできているかだと思います。企業側の関心の大部分は、「この人はうちの会社に入ったらパフォームするのか否か」といった部分なので、経験から再現性の高い学びを抽出できる人間であることを示せれば十分です。

ではサマーはどこを受けるのか、これは自分の多くの方のアドバイスを受けて気が付いたことなのですが、夏の段階で自分のやりたいことがわかっている人はほとんどいないと思うので、食わず嫌いすることなく色んな会社を受けてみて、そして受かったところにいく、くらいのスタンスでいいと思います。

 

 

-なるほど、本日はありがとうございました!


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