【就活】就活において選考数は何社エントリーするのが適切か?
0就職解禁を受けて、そろそろエントリーを始める時期になりました。しかし、何社くらい受ければ良いのでしょうか。最初で最後の新卒の就職活動、絶対に成功させたいと思います。
本記事では、一般的な就活生が何社受けているのかご紹介します。また、エントリー数の違いによるメリット・デメリットから、最適なエントリー数を解説しようと思います。
目次
就活生の平均エントリー数は?
他の就活生が何社くらい受けているのは、気になるところではないでしょうか。平均より多くても少なくても、ちょっと不安だと思います。ここでは、就活生の平均エントリー数をご紹介します。
そもそも就活におけるエントリーの定義とは?
エントリーとは、その企業で働くことに関心を示す行為を指します。就活でいうエントリーには、以下の2種類があります。
- プレエントリー
- 本エントリー
プレエントリーは、説明会参加や資料請求の段階です。就活サイトや企業のホームページから申し込めば、プレエントリーしたことになります。プレエントリーしても、選考に進むわけではないので、安心してください。興味を表明しただけです。
本エントリーは選考に進む表明です。企業指定の方法で選考に応募すれば、本エントリーしたことになります。
就活での平均選考数は20社
マイナビの調査によれば、2019年卒の平均エントリー数は20.7社でした。これは3月時点の数字なので、4月以降でさらにエントリー数を増やした学生がいるかもしれませんが、目安としては20社程度で考えて良いでしょう。
ちなみに学生のエントリー数は近年減少傾向にあります。数を応募するよりも、希望の企業を絞って応募したい気持ちがあるようです。
就活におけるエントリー数が多い場合のメリット・デメリットは?
就活生の平均エントリー数をご説明しましたが、平均値を受ければ安心とは言えません。なぜなら、最適なエントリー数は人によって違うからです。エントリー数は多い場合、少ない場合、どちらにもメリット・デメリットがあります。それを理解した上で、何社エントリーするかは自分次第なのです。
ここでは、まずエントリー数が多い場合のメリット・デメリットをご紹介します。
就活においてエントリー数が多いことで得られるメリット
安心感がある
方針転換がしやすい
経験が積める
選考は必ずしも合格するとは限りません。事前に多数の企業にエントリーしておけば、1社落ちたとしても精神的なダメージは少ないでしょう。また選考の途中で企業に違和感を感じた場合、選考を降りる選択肢が取れます。業界自体が自分に向いていないと気づいた場合も、複数業界にエントリーしていれば、別の業界の選考に力を入れることで方針転換ができます。
さらに本命企業を受ける前に、滑り止めの企業を受けておけば、選考の雰囲気がわかるので、落ち着いて臨めます。
就活においてエントリー数が多い場合のデメリット
1社の対策に時間をかけられない
スケジュール管理が難しい
エントリー数が多いと、対策が大変です。筆記試験や面接など、選考に出向く時間が増えて、自宅で落ち着いて対策する時間が減ります。反対に、エントリーシートや履歴書の作成、筆記試験対策などの作業は増えます。
上手くスケジュール管理をしないと、まともに対策しないまま面接を受けることになりかねません。十分な対策をしている学生と比較された時に見劣りすれば、全て落ちる危険性すらあります。
複数エントリーすることは大切ですが、自分が管理できる量に留めることが大切です。
就活におけるエントリー数が少ない場合のメリット・デメリットは?
ここからはエントリー数が少ない場合のメリット・デメリットをご紹介します。エントリー数が多い場合のメリット・デメリットと比較検討して、自分のキャパシティに応じたエントリー数を決定しましょう。
就活においてエントリー数が少ないことで得られるメリット
対策に十分な時間が割ける
志望意欲が高い企業だけ受けられる
エントリー数を減らすと、対策に十分な時間をかけることができます。また志望意欲が高い企業だけ受けるので、本番も対策も高いモチベーションを持って臨めます。
当日までに綿密な準備をすれば、自信を持って選考に挑めるはずです。また、本気で対策してきたことは採用担当者にも伝わるので、合格率は高まります。
就活においてエントリー数が少ない場合のデメリット
落ちた時に後がない
方針転換が出来ない
少数の企業しか受けていない場合、1社落ちたときのダメージは大きいです。その上全て落ちてしまった場合、他の企業のエントリー期間が終わっている可能性があります。
また選考の途中で企業に違和感を感じたり、業界が向いていないと感じたとき、方針転換が難しいです。少数の企業しか受けていなければ、簡単に選考を降りる気になれません。また選考を降りた場合、エントリーできる企業を探して、研究を1からやり直さないといけなくなります。
エントリー数を極端に絞るのは、色々な業界・企業の研究をした上で、絶対に合格する自信と心変わりしない確信があるときだけにしましょう。
就活において企業選びをする際の判断軸は?
エントリーした後に、企業とのミスマッチに気づくことがあります。選考の途中や入社後に気付くのは、かなりの痛手です。このようなミスマッチを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、企業選びをする際のポイントをご紹介します。
自分に合った企業文化かどうか
企業選びのときに学生が重視するポイントは「仕事内容」や「やりがい」などです。しかし、見落としがちなのが企業文化です。社風と言い換えてもいいかもしれません。
仕事内容に魅力を感じて選考を受けても、途中で雰囲気が合わないと気付くことがあります。できれば選考を受ける前に気づきたいですが、説明会では企業文化などの内部事情は見えにくいです。
効果的な対策は、社員から実際の雰囲気を聞き出すことです。例えば、OB・OG訪問を利用すると良いでしょう。公式な場面ではないので、比較的突っ込んだ話も聞きやすいです。
企業選びをするには自己分析が重要
もう1つ大切なのは、自己分析をすることです。会社の雰囲気をOB・OGに聞いても、自分にどんな社風が合うか自覚していなければ意味がありません。
どんな環境なら実力を発揮できるのか、居心地が良いのはどんな場所かなど、過去の経験から推測しましょう。自分のことを理解して、向いている企業を選べば、ミスマッチを未然に防ぐことができます。
就活生の平均エントリー数は約20社である
この記事では、就活生の適切なエントリー数について解説しました。
平均エントリー数は20社程度ですが、最適なエントリー数は人によって異なります。大切なのはメリット・デメリットを理解して、自分が適切に管理できるエントリー数にすることです。基本的には、複数企業にエントリーしつつも、対策がおろそかにならない量を意識しましょう。
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